駐在、留学、旅行・・・どんな場面でも、人と初めて話すとき、とても大事なのが初めのあいさつ。
これを言えると、距離が縮まりお互いに笑顔になれること間違いなし☺日本にはないインドネシアでの挨拶の基本もご紹介します。
はじめまして

Kenalkan (クナールカン)はじめまして
このフレーズは、直訳で「紹介します」の意味。そのため、うしろに自己紹介の文がきます。
自己紹介の文は、とっても簡単で
Saya 〇〇. (サヤ ~) わたしは○○です。[○○に自分の名前を入れる]
のように、名前の前に「Saya」を付けるだけ。インドネシア語には日本語の「~は/が」にあたる助詞や「です」にあたる動詞がないので、Saya(わたし)Hanako(花子)というだけで、「わたしは花子です。」という文になります。
その他にも、
Nama saya ○○. (ナマサヤ ~)わたしの名前は○○です。
という言い方があります。
★Kenalkan, Nama saya Hanako! (はじめまして、私の名前は花子です!)
お会いできてうれしいです
そして、少し話して仲良くなった時に言いたいことば、「お会いできてうれしいです」は旅行のとき知り合った人に別れ際に言うのもよし、仕事でこれから一緒に働く人に対して言ってもよしの好印象を与える便利なフレーズ。
(Saya) senag bisa bertemu (Anda). (サヤ スナン ビサ ブルテゥム アンダ)
「わたしはあなたに会えてうれしいです。」という意味ですが、saya(わたし)とAnda(あなた)を省略して「会えてうれしいです」と簡素に伝えることもできます。
日本にはない握手のしかた
握手をするときに注意すること
はじめて挨拶をするときの付きものと言えば、握手。インドネシア人の90%がムスリムです。イスラム教では左手は不浄の手。握手のときは、いつも右手を差し出しましょう。

私自身、間違えて左手を差し出してしまったときとても嫌な顔をされたことがありました。
ハイタッチや物の受け渡しもまた然り!はじめ、慣れるまでは少し大変ですが慣れてしまえばすべて右手でするくせがつきます。私は左利きのためはじめは苦戦しました;
また、あなたが女性の場合、初対面の男性と握手をするとき、相手が手のひらをまっすぐにして手を握らないことがあります。
私ははじめそのような握手の仕方があることを知らず、握手を嫌がられているのかと思いましたが、どうやら女性への配慮のようです。
そのため、相手が手のひらをまっすぐにしていたら、相手の手をがっちりとは握らず、自分の手のひらと相手の手のひらを重ねるイメージで握手しましょう。

逆にあなたが男性の場合は、イスラム教徒の女性は家族以外の男性に触れられない人もいるため、初対面の女性に自ら握手を求めない方が無難です。
握手のあとの手はどこへ?
インドネシアの人と握手をすると、握手をして手を離したあと、自分の手を胸前にもっていきます。これは「大事なものを受け取りました」というイメージで相手を尊重している気持ちから来ているようです。

インドネシア以外のイスラム圏でもこのように握手のあとに胸に手をやる文化があります。インドネシアで挨拶をするときは現地の人と同じように挨拶することによって自然に見えます。
私はいつも握手のたびに胸に手をやるくせがつき、日本に帰国後、日本人と握手をしたとき自然に手を胸にあてていて自分でも驚きました。(習慣はおそろしい~!)
以上、はじめての挨拶にかかせないフレーズと知っておきたい握手のマナー、方法についてご紹介しました。ぜひインドネシアに行ったとき積極的に現地の人とお話してみてください。
初めの第一歩!欠かせない基本の挨拶はこちら↓
コメント