楽しく覚えてどんどん使えるインドネシア語を紹介します。今回のテーマは「人」!この単語を使いまわすだけで会話の幅がますます広がります♩
「人」はインドネシア語で?

「人」はインドネシア語で”orang”(オラン)といいます。
「人はオラン!魚はイカン!菓子をクエ!」
これは有名なインドネシア語を覚えるときのダジャレです。何度か唱えてみてください、すぐに3つの単語を覚えられますよ^^
【単語】人: orangオラン/ 魚: ikanイカン/ お菓子: kue クエ
ダジャレはさておき、
オラウータンはマレー・インドネシア語のorang hutan 「森の人」が語源です。
このように「人」を意味する”orang” と色々な言葉を組み合わせると、ボキャブラリーがどんどん増える!ではさっそくみてみましょう👀
orang Jepang 日本人
「日本」はインドネシア語で「Jepang」(ジュパン)

場合によりますが、インドネシア語は基本的に後ろから修飾します。
- 《orang +国の名前 =〇〇人》
- 例: orang Jepang (オラン ジュパン)=日本人
「私は日本人です」などの旅先で話しかけられたときの答え方については、前記事でご紹介しました。出身地の言い方や尋ね方はこちらからチェック✔︎
Dua orang 2人です。

ホテルの予約や、レストラン入店時にマストな人数の言い方も、’orang’を使って簡単に伝わります。

Berapa orang? (ブラパ オラン)何人ですか?

Dua orang.(ドゥア オラン)2人です。
- 《数字+orang =〇人》
- 例: 2 orang (ドゥア オラン)= 2人
[単語]berapa: いくら(数を尋ねる表現)
[数字の言い方]1 satu(サトゥ) 、 2 dua(ドゥア)、3 tiga(ティガ)、4 empat(ウンパッ) 、5 lima(リマ) 、6 enam (ウナム)、7 tujuh(トゥジュ)、8 derapan(ドゥラパン)、9 sembilan(スンビラン)、10 sepuluh(スプル)
では、「4人です!」はなんと言うでしょうか?…

4(empat) orang! ウンパッ オラン
基本的な数字を頭に入れておけばすぐに会話ができます◎
しかし、「ひとり」の場合、’satu orang’ということもできますが、sendiri (スンディリ)という別の言い方があるのでメモしておくと便利です。

【中級への道のり!余談】この他に接頭辞ber- を使い人数を言うこともできます。
- 《ber + 数字 》
- 例: berdua 2人(で)/ bertiga 3人(で)
orang-orang 人々

日本語で「ひとびと」「やまやま」のように繰り返すことで複数形を表すことができるように、インドネシア語もハイフンで繋いで同じ語を重ねることで複数形を表すことができます^^

「ひとびと」のように、語を重ねて作る語を「畳語(じょうご)」と言います。
orang-orang (オランオラン) =ひとびと
ステップアップ!番外編
orang tua 両親

‘tua’(トゥア)は年老いた、古いの意味。
orang tua は「年老いた人」ですが、そこには2つの意味があります。
- Orang tua (オラン トゥア) 両親・老人
文字だけを見ると、老人を思い浮かべてしまいそうですが、多くの場合「両親」の意味で使われます。
自分の両親について話すときは、’orang tua saya’ (わたしの両親)のように必ず誰の両親かわかるように〈所有格〉を後ろにつけましょう!

英語では my parent のように前から修飾しますが、インドネシア語ではorang tua saya のように、所有格も後ろに置きます。
[単語] saya (サヤ): 私
(※「私」「私の」など英語のような語形の変化はないです!これだけ覚えておけばOK。超シンプルです。)
orang besar 偉い人
‘besar’ (ブサール)は「大きい」の意味。
しかし、’orang besar’ (直訳:大きい人)は図体が大きな人のことではなく、偉い人・偉人のこと。

”orang”は「人」、”besar”は「大きい」のように単語一つ一つは知っていても、聞き取れるようにはなりません。勉強するとき、辞書に載っている大事な慣用句はセットで意味を覚えておくことが大切です😊
インドネシア語を話せるようになる上で、とても大切なことは、今回取り上げた「人」”orang”のように、一つの単語をいろいろな場面で使いまわせるようになることです。語彙をたくさん覚える!よりも一つの単語を深堀りして楽しく学んでいきましょう。

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