入国待ち7ヶ月目にして
4月からインドネシアで日本語教師の予定がコロナ禍で入国できず7ヵ月が経過。そして待ちに待っていた日が前触れもなくやってきました。
以前、こちらの記事で入国待ちのリアルな生活をあれこれ書きました。この時は、「入国できるのは早くても1月くらいかな」と予想していましたが・・・日本インドネシア間のビジネス往来が再開し私も
11月に入国することに決まりました!(実は今朝、空港に向かいます。本記事を皆さんが読んでいる頃には飛行機の上かインドネシアです)
日本待機中もインドネシアでの仕事内容が把握できるよう、様々な形でサポートしてくださった会社の方々に感謝して、インドネシアに入国したのち、ニューノーマルに適応して工夫しながらさらに仕事を頑張りたいと思います。
インドネシアで仕事をすることになった経緯はこちらの記事⤵︎
入国準備中

さてさて、10月中旬に11月の入国が決まり、実感が湧かないまま着々と入国準備を進めてきました。
ここでは筆者が直面した入国前に必要な手続きと対応策をまとめました。最後にはコロナ禍で得たことについて書きました。
航空券を購入!
今から出国する人にとって一番のポイントは、コロナ禍の中いかにスムーズに入国できるかではないでしょうか。できれば直行便で行きたいもの。

現在、関西国際空港からスカルノハッタ国際空港まで、ガルーダインドネシア航空の直行便は木曜日の1便のみです。(2020/11月現在)
2020年11月の関空⇆ジャカルタ片道の航空券は筆者が確認した時点でガルーダ公式サイト79,100円、スカイスキャナーで旅行代理店を経由すると75,000円〜77,000円でした。
リーズナブルに航空券を購入するための方法はこちら→往復3万5千円以下!筆者がリピートして見つけた【インドネシアまで安く行く方法】

スカイスキャナーで検索すると、マイトリップ(My trip)という予約サイトが一番安く表示されていましたが、手続きを進めてみるとクレジットカード払いではない場合千円ちょっとの追加料金を取られました。ネットでの評価もあまり良くなかったため、引き返して結局は筆者のよく使うトリップドットコム(Trip.com)で予約しました。
出発直前+コロナ禍ということで通常と比べて少々割高です。
直行便がない曜日に入国を考えている方には、アシアナ航空で仁川空港を経由する方法が片道4万、所トータル11時間ということで、経済的で所要時間においても便利なようです。(※利用空港・時期によって状況は異なります/ほかにも経路は多種あります)
年金・住民票をどうするか

年金
インドネシアに移住したあとも年金を払い続けようと思い、銀行引き落としの手続きをしに年金事務所に行きました。
すると、コロナ禍での収入激減(4月から入国待ちの期間)があったため、新型コロナウイルスの特別法で全額免除になるかも知れないとのこと。
年金事務所では、疑問に思っていることをすべて聞き、新型コロナの影響で働けなかった今年分(これからの1年)の年金は全額免除申請できると勧められた為、結局その手続きをして帰ってきました。
年金は少なくとも10年間払わなければなりませんが、全額免除の期間中は支払いをしていた年としてカウントされるとのことです。(2020/11月現在)
海外移住者の年金支払いについては別の記事で後日まとめたいと思います。
住民票

次に、海外で働くときに皆が悩むのは住民票を置いたままにするか、海外転出届を出して住民票を抜くかです。
住民票を残すか抜くかは国民健康保険と年金に深く関わります。
大まかに分類するとこのようになります。
住民票を残す=国民健康保険に加入・年金も払う
住民票を抜く=国民健康保険に入れない・年金は払っても払わなくても良い
住民票を抜くと、国民健康保険に入れないため日本で医療機関にかかる場合は100%自己負担になります。

じゃあ日本で医療を受けたい場合は国民健康保険料を支払い続けなければならないのか…?
市役所の方の話によると、一時帰国中に日本で医療を受けたい場合は、帰国してからすぐ住民票を日本に戻して国民健康保険料を支払って保険に入る方法があるとのことです。
筆者は当初「帰国時には日本で医療を受けたい!」と思っていたので、住民票を置いたまま国民健康保険を払い続けようと決めていました。
しかし…市役所でそれを相談すると「インドネシアの会社で加入する保険料と国民健康保険と毎月二重に払うことになるからもったいないかも知れないですね。日本に帰ってきて住民票をまた戻したら保険は使えますよ」と言われたので、何日かメリット・デメリットを検討した結果、住民票を抜くことにしました。
手続き方法

市役所の受付で「海外に転居します」と伝えるとこの住民異動届の書き込み必要箇所に丸を付けて渡してくれました。

届出の日にちと異動(インドネシア入国)の日にちが別に用意されているため、筆者は入国の前日に手続きをしましたが、ギリギリ前日に行かなくても前もって手続きを済ましておけます。
住民異動届には、これまで住んでいた旧住所と併せて転居先の新住所も書かなければなりません。
そこで、ローマ字で細かくすべての住所を記入して提出したところ、「特にご指示がない場合は国の名前だけで登録させていただいています」とのこと。
新住所の欄には「インドネシア」とだけ書けばよかったようです✍️
マイナンバーカード
住民票を抜く際に本人確認書類が必要です。筆者は本人確認書類としてマイナンバーカードを持参しました。
ネットには住民票を抜いた後はマイナンバーカードを返さなければならないと書いてありましたが、実際は国外転出の手続き後、マイナンバーカードは手元に返ってきました。既に無効となったカードですが、カード自体は持ち主に返還されます。
帰国後、住民票を日本に移し変える時は、マイナンバーは変わらないものの、新たなカードを作ることになります。
ちなみに、日本に帰国後マイナンバーカードを作る時に必要なものは、入国日がわかる書類ともし持っている場合は旧マイナンバーカードです。(役所の職員談)
入国前の準備について共有したいことがまだいくつもありますが、長くなったので、シムフリーiphoneの大手会社契約解約した話、海外渡航用PCR検査を受けてきた話についてはのちに更新します。
コロナ禍で得たこと

大学院生活を終えていざ働き始めようとした矢先の自宅待機生活7ヶ月。この間に得たことはたくさんあって、その一つはつながりの大切さです。
これを読まれているあなたもきっと、コロナ禍で人との関わりについて改めて感じたことがあると思います。
これまで突っ走ってきた私にとっても、これほどまで長く”しなければならないこと”を持たずに生活したことはありませんでした。これは大変貴重な時間である反面、戸惑いもありました。
“時間があったらしたいこと”は、日々溢れるほど思い描いていたのに、いざ目の前に”何でもしていい時間”がドカッと現れると困惑し、何もできなかったのです。
“何もできなかった”というとネガティブな響きですが、元々抱いていた“忙しく何か目標に取り組むことが良いこと”という考えが和らぎ、”一生懸命何かをしなくても大丈夫”と思えた日々でした。
2020年の春・夏・秋。

突き進むことを休み、考え、ブログを書き、インスタ@kurashi_bahagiaでインドネシア/環境にやさしい暮らし/多文化など同じ関心がある方と交流したり、将棋にハマったり、バードウォッチングに夢中になって鳥の名前を覚えたり…そして何より、家族と一緒にゆったりと過ごしました。
明日からインドネシアでの新たな人との出会いも大切に、新学期スタートのような気持ちで頑張ります。
いつもブログを読んでくれてありがとうございます。次回からはインドネシアの地からお送りします♩これからもお役立ち情報を発信します。
インスタグラムではリアルタイムのインドネシア情報から時事ニュースまで更新しています。気軽に話し合える交流の場にしていますのでフォローしてくだされば嬉しいです。コメントお待ちしております😊👉🏻@kurashi_bahagia
ではまた♩
コメント